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猫のくしゃみの症状と原因、治療について|獣医師が解説

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猫のくしゃみの症状と原因、治療について|獣医師が解説

福岡市早良区、福岡市西区、福岡市城南区、福岡市中央区、糸島市のみなさん、こんにちは。
福岡市早良区の次郎丸動物病院の獣医師の矢野です。

猫ちゃんがくしゃみをすることは、飼い主にとって心配な兆候です。本記事では、猫のくしゃみの症状、原因、そして治療法について詳しく解説します。

【症状】

猫がくしゃみをするときには、以下のような症状が見られることがあります。

1.    頻繁なくしゃみ
2.    鼻水や鼻づまり
3.    目や鼻の周りの異常なかゆみや掻きむしり
4.    食欲不振や体重減少

【原因】

猫がくしゃみをする主な原因には、以下のようなものがあります。
1.    風邪や感染症: 猫風邪や上気道感染症(ウイルス性鼻気管炎やカリシウイルス感染症)などが原因として考えられます。
2.    アレルギー: ダニや花粉、ホコリなどによるアレルギー反応がくしゃみを引き起こすことがあります。
3.    環境の変化: 猫が新しい環境に慣れる過程で、一時的にくしゃみが生じることがあります。
4.  歯周病:上の歯が歯周炎になることによって鼻の中に影響を及ぼしくしゃみや鼻水が続くことがあります。

【治療】

猫のくしゃみに対する治療は、その原因によって異なります。
1.    風邪や感染症の場合: 獣医師の診断を受け、適切な抗生物質や対症療法が処方することがあります。
2.    アレルギーの場合: アレルギーの原因物質を特定し、可能な限り避けることが重要です。また、獣医師から処方された抗ヒスタミン剤やステロイドの使用が考慮する場合もあります。
3.    環境の変化による場合: 猫にストレスを与えないような環境づくりが必要です。また、時間の経過とともに自然に治まることもありますが、症状が続く場合は獣医師に相談しましょう。
4.  歯周病が関連しているときは、歯石の除去や問題のある歯の抜歯を行うことで症状が改善することがあります。

 猫ちゃんのくしゃみは、病気やアレルギー反応のサインであることもあります。早めの診断と適切な治療が重要です。症状が気になる場合は、獣医師の診察を受けることをおすすめします。食欲に影響するようなくしゃみや長期間にわたり膿のような鼻水が出るくしゃみは、全身状態の悪化を招くことがあります。
 当院では、飼主様の希望に応じて適切に診断し治療することを大切にしていますので、お気軽にお問い合わせください。


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