症例紹介

「動物の皮膚病をどうやって治療するの?」診断編6|獣医師が解説

皮膚科 症例紹介

「動物の皮膚病をどうやって治療するの?」診断編6|獣医師が解説

福岡市早良区、福岡市西区、福岡市城南区、福岡市中央区、糸島市のみなさん、こんにちは。
福岡市早良区の次郎丸動物病院の獣医師の矢野です。
「獣医師は動物の皮膚病をどうやって治療するの?」今回は、当院で治療を得意としている皮膚病について、動物を飼育する皆さんが素朴に抱くこの疑問について解説しようと思います。「概要編」「検査編」「診断編」「各論」という形でシリーズとして述べさせていただきます。今回は「診断編6」です。

【15.診断的治療と注意深い治療への反応の評価によって皮膚病の診断がつきます】

初診時の皮膚病の検査と皮膚表面の病状の評価、動物種や血統、性別年齢、季節などから皮膚病の仮診断を行い、それに基づいた治療を週1回程度の診察によって治療への評価を行います。治療効果が上がってくれば、診断的治療によって皮膚病の診断がついてきます。アレルギーや内分泌疾患などの皮膚病の場合、何らかの飼育上のケアが生涯必要となるケースが多いです。また、治療への反応が悪い場合、皮膚腫瘍や自己免疫性疾患などの重症の皮膚疾患が関与している場合があり、追加の検査を行う必要があることもあります。今回ご説明した通り、計画だった検査と診断過程によって、誤診や見逃しを行わないように、皮膚病の治療は進んでゆきます。



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